お金を増やす前に管理が大切

投資等でお金を増やす前に、お金の出入りつまりフローを管理することが大切です。

収入金額を把握し、必ず一定割合を貯蓄する。1~2年以内に使うお金は将来のための「貯蓄」と

区別し、別口座に「取り分け」て管理する。

貯蓄は手取り収入の10~20%が目安で、平均20%できれば合格です。

取り分けは、人によって違うので前年から割り出すのがいいが、やはり10~20%がめどです。

ここまでできれば、管理はかなりいい線いっているでしょう。

ただしこの秩序を乱す例として、不測の出費とクレジットカードです。

不測の出費とは、たとえば遠方に住む家族が病気をして頻繁に通わなくてはいけなくなったとか

退職後に転職先が決まらず失業手当が受けられる期間を過ぎてしまったなどです。

冠婚葬祭費や、帰省費用、車検費用などは1~2年単位で予測がつくものです。

「取り分け」口座を持ち、病気やケガでの入院に医療保険などで備えれば、 緊急費はそれほど大き

な額は必要ない。

家族がある人なら生活費の3か月分く らい。新社会人や独身者はまず1か月分を備えて、少しずつ

増やしていくといいと思います。

緊急費は万一のとき以外は手をつけてはいけないお金で、これを持てば多少のことで自分のライフ

プランを変更しなくてもすむでしょう。

お金の使い方と時間の大切さ

相変わらず世界的に不景気なニュースが毎日流れていますね

まさかと思うような大企業も、転落していっています。

雇用に関するつらい状況も、深化していくように見えます。

この状況は、いつまで続くのでしょうか? 

どういうきっかけがあれば、世界経済は立ち直るのですか?

私に何かできることはないでしょうかと日々考えています。

いつ経済が立ち直るのか予測はつきにくい状況かと思います。

さて、お金の使い方の話ですが、「お金のことを真剣に考える」「夢 を実現する為の努力」が

大切と思います。

しかしお金のことばかり考えて、それに時間をとられすぎるのは考えものです。

人生を楽しむべき「時間」 を、投資や資産運用ばかり考えるのも時間の無駄です。

お金のコントロールと時間のコントロール、この両方ができて初めて人生を 豊かにすることができる。

大切なのはメリハリで時間をかけすぎないことだと思います。

時間をかけすぎないために、自分なりのスケジュールをつくろう。

運用の勉強のために雑誌や単行本を読むのも、お金以外のジャンルの勉強、 情報収集を妨げないよう

に時間配分を決めたい。

お金の本ばかり読んでたら、 本当につまらない人間になってしまうような気がします。

株式投資は余裕資金では難しい?

私は株式投資をして10年あまりですが、相場の変動にはかなりきついものがありますね

個人的に、為替はもっと円高になるべきだと考えているので、その方向に動 いているのは歓迎ですが

株式相場の下落+円高のダブルパンチで資産がどんど ん減ってきています。

FXをやっている人 たちは大丈夫だろうかと心配しています。

今回の動きは、昨年の一時的な調整とは様子が違うのではないかとやや深刻に受け止めています。

円高と世界的な株の下落が同時に起こると、いくら分散投資をしていても大きい損失が出ると思います。

今の相場で考えさせられるのは、いったい資産の何%を投資にまわしてい いのだろうか?

自分は投資の割合が高すぎたのではないかと考えます。

この世の中、余裕資金がある人なんて、そういないと思います。

投資の本やセミナーでよく聞くのは「投資は余裕資金でやりましょう」とい うことですが・・・

しかし考えるに、余裕資金がある人なんてどこにいるのでしょうか?

ほとんどの人は、限られた収入の中から生活費を出し、万一に備える資 金を少し持ち、住宅を買うため

の頭金やローン、子どもを大学にやるため の教育費を貯めるのに精一杯だと思います。

子どもが成長して少しゆとりが出てきたら、 今度は自分の老後に向けて貯めなければならない。

しかし余裕資金はなくとも株式投資をして儲けたいというのも本音です。

お金の管理が大切!

投資や資産運用に手をつける前にやっておくべきことがたくさんあります。

投資や資産運用は幅広く奥が深くて面白いので、始めると夢中になりやすい。

またそれ以外のお金のことが無意識になりやすい。

金融関係 の仕事をしている人も、株式投資やFXに夢中で好成績を上げているものの、お 金全体の管

理はまるでなってないという人もいます。

「管理」は人が最初に任せられた仕事のひとつであり、 きっと永遠の課題だと思います。

農家の人なら農作物の管理、商売をやっている人なら在 庫の管理とやるべきことはいろいろあるが

誰でもやらなければならないのが、 自分のお金の管理です。

企業はお金を管理するのに、出入りを「損益計算書」でチェックし、資産内容を「貸借対照表」でチェック

します。

個人も同じで、収入をきちんと把握すること。

会社員なら難しくな く、給与明細で額面の金額と手取額を確認する。自営業などで収入が一定しない人

は、 前年の収入から今年の収入を予想し、それを年、および月で配分することが可能と思います。

お金の収支と貯蓄について

貯蓄する考えたかはなるべく自動的に、手間をかけずにするのがいいでしょう。

給与天引 きの「財形貯蓄」や「従業員持株会」などの手段があれば活用するべきだす。

給与振込口座からの自動積立も便利。

積立定期預金や投資信託の自動積立プログラム が使える。

証券会社で積み立てる場合は、毎月決めた日に決めた額を証券口座に入金するといいでしょう。

将来のための貯蓄と短期(1~2年)で使うお金を区別した方がいいと思います。

1~2年のうちに使うお金とは、旅行費用、年払いの保険料、年に数回の税金の支払い、冠婚葬祭

費、2年に1回の車検費用等が考えられます。

多くの人が出費と貯蓄とを混同しており、その結果「ちゃんと貯めているのに貯蓄が増えない??」

ということになっている。

そうならないため「取り分け」分は給与やボーナスから専用の口座に入金しよう。

又金利は別にして銀行の「貯蓄預金」や証券会社の「MMF」が使いやすいと思います。

クレジットカードの管理について

現金の出入りだけを管理していると問題が起きることがある。

ク レジットカードで買い物をしたとき、毎月同じような同じ額の買い物をして毎回一括払いなら

カード利用分の出費が1ヶ月後ろにずれるだけなので、さほど困らない。

ところが、利用目的や利用額が毎月大きく違ったり、分割払いやリボルビング払いを利用すると

お金はなんとか回っているけれど、管理できていない、借金がどんどん膨らんでしまう、ということに

もなりかねない。

クレジットカードで支払ったときは、まず「支出」をきちんと認識しましょう。

生活費なのか「取り分け」か「緊急費」か、取り分けや緊急費から払うべきな ら、カード代金の引き

落とし日に、その分を該当の口座から(引き落とし口座に)移しておきましょう。

カードで払うとは、決済するまで借金を負うことになります。

そのためにも利用額をきちんと計算しておき、前日には必要額が口座にあることを確認しよう。

またカードを複数もつと借金管理がとてもめんどうになります。

分割払いやリボルビング払いを利用するとさらに複雑になる。

面倒や複雑は、管理のできないことで、少しでも気を抜くと混乱して借金がどんどん膨らみかねない

でしょう。

分割払い・リボ払いは金利がべらぼうに高いという面からも利用するべきではないが、管理の面か

らもたいへん複雑になる。

クレジットカードは1枚だけもち一括払いにする。


利用額の管理を怠らない。

これだけ守れば、クレジットカードを使っても、管理が混乱になるとこないでしょう。

お金の口座管理について

口座を使い分けるとマネー管理がすごく楽になります。

あなたは金融機関の口座をいくつ持っていますか?

適切な数の口座を持ち、目的に応じて使い分けてシステム化すると、マネー管理はすごく楽になる。

まずは「生活費専用の口座」の作成です。

給与振込口座をあてると簡単です、この口座を公共料金などの自動引き落とし口座に指定し

生活費としての現金もここから引き 出すことにする。

ATMでの現金引出で手数料がかからない銀行を選ぶのも大切です。

そして「緊急費口座」の作成です。

金額の目安は家族持ちなら生活費の3か月分。シ ングルなら生活費1か月分からスタートして徐々

に増やしていきましょう。

生活費とは区別して、いつでも引き出すことができるのが条件です。

そして「取り分け口座」の作成です。

毎月はかからないが、1~3年単位で考えると 必ずかかるお金のことです。

この分は、毎月の生活費とは区別 して給料やボーナスから一定額を取り分けましょう。

そうすれば、車検、冠婚葬祭、 家電の買い替えにもあわてずに対応できると思います。